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アイソメトリックとは
アイソメトリックイラストとは、立体的なイラストを描く図法で、ここ数年のWEBデザインで人気のイラストです。アイソメトリックイラストは、平行投影法という方法で描かれます。平行投影法とは、空間上の物体を平行な直線に沿って投影する方法で、遠近感や遠方の縮小などがなく、正面から見た形や大きさがそのまま表現されます。アイソメトリックイラストは、この平行投影法の中でも、三方向から見た角度が等しい30度の視点で描かれるものを指します。この視点は、立方体の対角線に沿って見ると分かりやすいです。

アイソメトリックイラストの特徴
- 立体感がありながらもシンプルでモダンな印象がある
- 視点が固定されているので、構図や配置がしやすい
- イラスト同士を組み合わせても違和感がない
- ベクター形式で作成されることが多く、拡大縮小や色変更が容易である
アイソメトリックイラストの手順
アイソメトリックイラストは、WEBサイトによく使われますが、それ以外にも街並みや風景、人物や動物など様々なジャンルで応用できます。アイソメトリックイラストを作成するには、専用のツールやプラグインを使う方法もありますが、Adobe Illustratorなどの一般的なベクター画像編集ソフトでも作成できます。基本的な手順は以下の通りです。
- イラストを描く対象を決める
- 30度のグリッドを作成する
- グリッドに沿ってパスやシェイプを作成する
- 色やグラデーション、影などを付けて立体感を出す
- 必要に応じて他のイラストと組み合わせる

アイソメトリックイラストのメリット
- 立体感があるので、建物や街並みなどの空間を表現するのに適しています。
- 影や陰影を工夫することで、柔らかさやしっかりさを調整できます。
- アニメーションにするときに制作しやすいです 。
- フォーマルでオシャレな印象を与えることができます 。
アイソメトリックイラストは、ビジネスやIT、建築やインテリアなどの分野でよく使われていますが、漫画やアニメなどのジャンルでも応用できます。
立体感や遠近感を表現するアイソメトリックイラスト
このように、アイソメトリックイラストは、図形の奥行きや高さを正確に表現できるため、建築や工業などでよく使われます。
また、近年ではWEBデザインやアプリのUIなどでも人気が高まっています。アイソメトリックイラストは、シンプルでモダンな印象を与えるとともに、視覚的にわかりやすく情報を伝えることができます。 ホームページ制作やパンフレット制作、映像制作など、様々な場所で活用してみてはいかがでしょうか。
わたしたちboundは、イラスト、Web、DTP、映像など様々なクリエイターと連携しております。お気軽にご相談ください。